日本では、高度経済成長期以降、長い間人口の多くが地方から都市部及び都市近郊部に流入してきました。
都市部と地方の機能において、農作物の消費と生産の役割が分断されてしまったことで、近年では子どもたちの食と農に関する知識や認識が低下しており、健康面や教育面で危惧されています。
また、都市農地の宅地化も進み、都市近郊部における田園の風景も徐々に失われ、いたるところで住宅地へと姿を変えてきました。
子どもたちの日常における自然との触れ合いの機会も減少し、食だけでなく動植物の生態系に触れる「あそび」の場が失われてきています。
大相模ガルテンは「はたけ は あそびば」というコンセプトを掲げ、畑というオープンスペースでどのような遊びや活動を生み出し、どれだけのコミュニティを醸成することができるのか実証実験を繰り返し、遊休地や耕作放棄地などのオープンスペースの可能性を最大化することを目的にします。
※コミュニティファームとは、共同で農作物を生産し、体験自体を価値とする農園のこと